注文住宅、間取りの要?階段の位置と種類が与える生活への影響とは

注文住宅を建てるといえば、大部分の方は二階建て以上のお家を検討されますよね。そんな中で、間取りを決める際にその要とも言えるのが、「階段」をどのような種類で、家のどの位置に置くのかということです。

「階段の種類に見た目以外の差なんてあるの?」

と、お考えの方もいらっしゃるかもしれませんね。階段はその種類によってそれぞれメリットやデメリットがあります。今回は、そんな階段の種類に加えて、家のどの位置にするべきかをご紹介します。

・ 階段の位置は生活の動線を左右する

階段を家のどの位置にするかによって、皆さんがお家で過ごされる際の動線が大きく変わることがあります。例えば、二階の部屋で寝ていた皆さんが朝起きて、階段を下りた先にあるべきは玄関なのか、リビングなのか、その両方なのか。逆に皆さんが外から家に帰ってきたときに、真っ先に二階に上がる必要があるのか、それとも洗面所など他の設備を利用してから二階に上がるのか。

このように、皆さんがお家でどのような動線で生活したいのかによって、階段の位置やその近くにあるべきものの間取りが変わってきます。

「家族とのコミュニケーションを取りやすい間取りにしたい。」

という方は、リビングと階段が直結していれば、家に帰ってきた家族が自然に顔を合わせる空間作りができますね。

ご家族皆さんでどのような家にしたいのかを話し合ったうえで、そのライフスタイルやテーマであれば果たしてどのような生活が予想されるのか、出来る限り具体的にイメージすると階段の位置を決めやすいでしょう。階段の位置を決めることで、他の設備との位置関係や動線が考えやすくなりますので、家全体の間取りも自ずと決めやすくなるでしょう。

・ 種類別のメリット・デメリット
では、階段の種類によって生活にはどのような影響が出ることが考えられるのでしょうか?

□ 直線階段
その名の通り直線の階段ですが、この階段は比較的狭いお家でもスペースをあまりとらないというメリットがあります。また、この階段の下を物置などとして利用するなど、デッドスペースを生み出さない工夫にも繋がりますね。

一方でデメリットとしては、もしも転落した場合に下まで一直線に落ちてしまうので、将来的なことも考えて手すりの設置をお勧めします。

□ L字階段・折り返し階段
途中でL字に折れ曲がっているこのタイプの階段や、折り返しているタイプの階段は、踊り場があるため転落の衝撃を軽減できるという点がメリットです。

一方で、直線階段と比較すると広い面積が必要になるため、間取りの取り方との相談が必要になります。

いかがでしたか?階段の置き方や種類次第で皆さんの将来の生活が大きく変化することもありますから、間取りやどの階段を設置すべきか迷われたときはいつでもご相談下さい。皆さんのライフスタイルに最適な間取りを一緒に目指しましょう。