注文住宅を建てるためにも大前提として必要になってくるのが「土地」ですね。
しかし、不動産関係者や個人的に好きで勉強している方でも無ければ、土地選びは人生でそう何度も経験することではありません。
「土地を買うときって、何に注意したらいいんだろう」
初めてのことだからこそ、事前に注意点をチェックしておきたいですよね。
そこで、土地選びの際に注意すべき3つのポイントについて御紹介します。
・建物の種類や性能への規制をチェック
住みたいエリアや土地を、希望の条件に合わせて選んでいる方も多くいらっしゃると思います。その家に住まうことになる皆さんの希望を軸に土地を選ぶことはとても大切ですが、その土地に決定する前にチェックするべきポイントがあります。
それが、「その土地に建てられる建物の種類や性能に対する規制」です。
用途地域や防火地域、木密地域など、エリアによって様々な地域指定がなされていることがあります。これらのそれぞれが持つ規制によって、例えば「通常以上の耐火性能を要求されて、余分に建築費用がかかってしまった」ということがあり得ます。
予期せぬ規制のせいで思い描いていた性能に出来なかったり、予算を上回る費用が必要になったり、そんな事態を避けるためにも、選んだエリアに何か特別な規制が無いか、購入を決める前にきちんと確認しましょう。
・建物そのものへの規制をチェック
こちらは、前述の規制とよく似ていますが今度は建物そのものの大きさやデザインなどにかかわる規制です。
例えば「建蔽率(けんぺいりつ)」や「容積率」などの面積制限や、そのほかにも高さの制限に関わる規制もあります。
これらを事前に確認せずに土地を購入してしまった結果、「3階建ての大きな家にしようと思っていたのに、土地の規制上できなかった」なんてことにもなりかねません。
住宅の大きさや間取りにこだわりがある方ほど要注意です。
また住居の大きさに対する規制だけでなく、都市計画区域などでは道路との接地面積なども関係してきますので確認しておきましょう。
いかがでしたか?
初めての、そしてやり直しが難しい土地選びだからこそ、後々になって「確認しておけばよかった」という事態にならないように事前チェックは念入りに行いましょう。